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気管支バルブ治療

肺気腫の新しい低侵襲治療:気管支バルブ治療(BLVR)* *BLVR(Bronchoscopic Lung Volume Reduction):気管⽀鏡的肺容量減量術

肺気腫では、吸った空気を十分に吐き出せなくなり、肺に空気がたまってしまうことで、息切れや呼吸困難を起こします。

空気がたまってしまった肺につながる気管支に気管支鏡を用いて小さな気管支バルブを植えこむことで、
空気を外に吐き出すことができるようになり、呼吸が楽になり、息切れの改善が期待できます。

気管支バルブによる治療のながれ

  1. 治療は麻酔をかけて行います。
  2. 口や鼻から入れる気管支鏡を使って「肺葉と肺葉の間(肺の分かれ目)に空気の流れがないか」を確認します。
    (肺葉と肺葉の間に空気の流れが確認された場合には、気管支バルブによる効果が期待できないため、治療を受けられません)

  3. 気管支鏡にカテーテル(細い管)を通して、気管支バルブを気管支に植え込みます。
    ※治療にかかる時間は1時間程度です。
  4. 治療後は最低4日間入院します。
  5. 退院後も必要な薬の服用や治療は続ける必要があります。

手術後の生活

  • 禁煙を続けましょう。

  • 栄養バランスの良い食事を
    しっかりとって、痩せすぎないようにしましょう。

  • 適度な運動を続けましょう。

  • 風邪やインフルエンザなどの
    感染症にかからないように
    しましょう。

  • 処方された薬や在宅酸素療法は自分の判断でやめたりせず、
    きちんと続けましょう。

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