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肺気腫と治療法

肺気腫の種類

肺気腫は、肺の損傷の広がり方によって、「均一な肺気腫」と「不均一な肺気腫」に分けることができます。

肺気腫による肺の損傷(黒い部分)が肺全体に均等に
広がっている

肺気腫による肺の損傷(黒い部分)が均等でなく、
一部分に多くみられる

肺気腫の外科的治療

薬物治療やリハビリテーションなどを行っても症状が十分に改善しない場合、
肺の一部を切除する手術や、肺を移植する手術が行われています。

肺容量減量術

過膨張となった肺気腫の一部を切り取って肺の容量を減らすことで、圧迫されていた横隔膜などの動きが改善し、息切れなどの症状の軽減や肺の機能の改善が期待できます。薬物治療や在宅酸素療法などの内科的治療では改善が難しい重症の肺気腫に対して行います。

肺移植

ほかに有効な治療法がなく、特定の条件を満たした場合に、肺移植が行われることがあります。

肺気腫の新しい低侵襲治療:気管支バルブ治療(BLVR)* *BLVR(Bronchoscopic Lung Volume Reduction):気管⽀鏡的肺容量減量術

気管⽀バルブによるBLVRでは、⼝や⿐から⼊れる気管⽀鏡を⽤いるため、外科的治療よりからだへの負担が少ない治療ができます。
日本では2023年12月に保険適用の対象となりました。

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